2012年10月24日水曜日

ブログを始めて見ました。続くのでしょうか。。。。頑張ります。




初投稿は”襟”の話です。


先日、以前働いていた会社のパタンナーの方に「Gジャンの襟って、何で身頃に被ってるの?」と聞かれたので、その話を。


質問は、上の二枚の写真ような襟の付け方です。何の指示をしなくても、どこの工場で作っても左の様に上がってくるハズです。

フラットカラーで、Gジャンの様な構造の場合、襟付け止まりを被せないと生地がパンクしてしまう危険性があるのです。要するに、”色々考慮した結果、こういう付け方になってしまった。”というのが答えになると思います。

では、なぜこうなってしまったのか?。。。。恐らく作るのが”楽”だからです。こういう襟の付く服だと、首回りが一番手間が掛かります。

そこで、昔のアメリカ人は考えました「台襟無しでて、一発で付けたら簡単じゃん。」と。


そもそも、こういうワークウェアと呼ばれる服は、見た目の美しさが目的ではありませんでした。生産効率を優先した結果、出来てしまったディテールが多くあったりする訳です。

右の襟(LEVIS 2nd)のように、平気でステッチが落ちてたりするものもありますし。一般的な感覚だとアウトだと思いますが、こういう”適当さ”というか不完全さが”ビンテージっぽさ”でもあったりすると思います。

今後も、こういうちょっと突っ込んだ事を書いていきたいと思います。


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